[平成15年  3月 定例会]-[03月28日-05号]-P.182
◆四十五番(菅沼つとむ 議員)

◆四十五番(菅沼つとむ 議員) 私は、自由民主党区議団を代表して、平成十五年度各会計予算に賛成する立場から意見を申し上げます。
 個別具体的な問題につきましては、既に予算委員会を通していろいろ申し上げてまいりましたので、ここでは基本的な課題に絞って申し上げます。
 我が党の今期四年間を通じた主張の根幹は小さな行政であります。行政の真の役割を厳しく問い直し、民間に任せるものは民間に任せる。戦後たまりにたまったぜい肉を切り落とし、それによって生まれた余力を持って、少子・高齢社会を初めとした時代の要請にこたえ得る行政の実現を目指すものであります。
 この小さな行政の実現のため、私たちは次の四点に重点的に取り組むよう求めてきました。
 まず第一に、職員の大幅削減であります。現在までに区では計画の一・八倍の定数削減を実施してきたことは評価するものでありますが、まだまだ道半ばの感がします。代表質問でも述べましたが、十年間で千人の実現のためには、今まで以上に削減のスピードが求められています。特に現業職にあっては、一部の職の統合がようやく実現の運びになったようですが、これを発端に一層の職の統合を進め、柔軟な人員配置を行うとともに、真に必要な業務を見きわめ、大幅な人員削減に取り組むよう強く要望します。
 第二に、民間委託化の推進です。
 小学校給食の民間委託化を着実に推進するとともに、保育園、幼稚園、図書館などの民間委託化にももっと大胆に踏み込むべきであります。また、清掃事業につきましては、工場も含め積極的な民間委託化の取り組みが必要であると考えます。区内部の検討を早急に進めるとともに、一部事務組合への働きかけを強めていただきたい、このことをあわせて申し上げておきます。
 第三に、区民負担の公平化です。
 サービスを受ける人と受けない人において、税金の使われ方に余りにも格差があるのは問題です。低所得者の方にもそれなりの配慮は必要ですが、一部の人に偏った区政であってはなりません。したがって、受益者負担の原則を確立し、施策全般の見直しを行い、負担の適正化の徹底を図るべきであると考えます。
 重点的な取り組みの四点目は、職員の意識改革と資質の向上です。
 区政のかなめは職員であります。分権時代にふさわしい区政の実現のためには、職員一人一人の意識改革と資質の向上が不可欠です。その実現のためには、まず職員みずからが区民の奉仕者であるという原点に立ち返り、常に区民福祉の向上のために全力を尽くすという自覚を持つことから始まるのであろうと思います。この当たり前のことさえ徹底されていないように思えてなりません。
 私はこの壇上から幾度となく、緊張感を持って職務に当たってほしいと要望させていただきました。しかし、実際には、残念ながらまだまだぬるま湯的な体質は完全に払拭されていません。職員団体との調整が優先されたり、また、窓口一つとっても、ぼさぼさの頭にラフな服装、加えてぞんざいな物言いなど、民間では考えられないことが現実にまだまだあります。
 二千百億という区の予算は、直接、間接的に区民の貴重な税金から成り立っています。区の中には、そして職員の中には、それがあたかも天から与えられたものと錯覚しているところがないでしょうか。区民の血と汗の結晶である一円、十円の積み重ねが二千百億になっていると考えれば、お金を使うにしても、もっと有効に使おう。また、職員の方々にとっても、そのような貴重なお金から給料が出ていると考えていただければ、おのずとその姿勢も違ってくると思います。ぜひ職員の意識改革を積極的に行い、真に区民のための区政を実現していただきたいと思います。
 以上の四点につきましては特に意を用いていただき、小さな行政の実現に全力を尽くしていただくことを、我が党としては強く求めるものであります。
 思えばこの四年間は守りの四年間であったと思います。経済不況の中、次から次へと押し寄せる地方分権や構造改革という大きな波に飲み込まれまいと、必死でもがいてきた四年間であったと思います。しかし、それではいつまでたっても受け身であり、波を制することはできません。今こそ意を決して攻勢に転ずるべきであります。そのためには、まず身につけている古くからの重いよろいを脱ぎ捨てる、このことから始めなければなりません。それには数々の抵抗や困難が生じるかもしれません。しかし、それを乗り切らなければ波の上に顔を出すことさえできません。どうぞ今こそ確固たる決意と、いかなる痛みにも耐え得る強固な精神力を持って、押し寄せる大波に真正面から勇気を持って立ち向かおうではありませんか。我が自由民主党区議団は、区民の未来のためにその先頭に立ち、今期にも増して奮闘努力する決意であります。
 最後に、このたび大場区長を初め多くの職員の方々が勇退されます。長年のご労苦に対して、厚く感謝と敬意を表する次第であります。特に大場区長におかれては、長い間重責を担われ、本当にありがとうございました。改めて感謝を申し上げます。
 また、職員の皆様にとっては、二十八年ぶりにトップの交代があるわけですが、戸惑いや不安も少なからずあろうかというふうに思います。しかし、これは大きな転機でもあります。どなたが区長になられても、私たちとともに築いてきた行政改革の流れ、それから、区民が主役の区政実現の流れは不変のものであります。このことを最後に申し上げて、自由民主党の意見を終わります。ありがとうございました。