[平成15年  6月 定例会]-[06月13日-03号]-P.109
◆十番(菅沼つとむ 議員)

◆十番(菅沼つとむ 議員) 質問通告に従い、順次質問をいたします。
 まず、大井町線のあかずの踏切についてお聞きします。
 この間、経堂駅に久しぶりに行ってまいりました。一時は小田急線の経堂駅に参りますと、ピーク時には車が渋滞し、歩行者もぎっしり踏切の前におります。渡ろうとして、昔は亡くなった人もいるというお話を聞いております。今は本当に車も人も流れ、本当にスムーズになったなという感じがします。約三十七年か三十八年ですか、町を分断して、地域に与えた影響ははかり知れないというふうに思います。
 また、今度は大井町線の急行乗り入れの問題が都市整備委員会で説明がありました。二子玉川駅から自由が丘駅までの中に四つの駅があり、約四キロしかないのに、踏切は十五カ所あります。あかずの踏切にならないかと地域の人も心配しております。東急電鉄は当面、混雑時、最大運転本数を二十本ということで、東急が踏切遮断時間を計算すると約二分しかふえないというふうなご説明をいただいております。ちなみに、今は最大十八本で三十分ということでございます。
 また、東急電鉄がダイヤ改正をするというお話も出ております。東急電鉄が運輸省――この当時は運輸省ですから、運輸省に出した時点では、混雑時、最大二十四本までにすることができるというふうなことになっております。東急電鉄は当面、最大二十本で運転すると言っていますが、東急はいつでもダイヤ改正をし、最大二十四本まで運転することができます。そうしますと、最大二十四本まで運転しますと、もうさっき言いました踏切の遮断時間が二分ふえるという話にはならないというふうに思っております。
 世田谷区も地域のことを考えながら、答弁ではあかずの踏切にならないようにしていきたいという説明がありました。経堂じゃございませんけれども、あかずの踏切というのは本当に地域を分断するものでございます。具体的に区の対策をお示しいただきたいというふうに思います。
 二点目、大井町線の自由が丘駅は、目黒区として見れば地下決定しております。今、東京都と世田谷区、目黒区と東急と四者で、自由が丘駅の開発を含め、大井町線、東横線を含めた話し合いが始まったと聞いております。
 そこで、自由が丘駅が目黒区は地下で決定しているときに、大井町線は、当然区長もご存じのように、二子玉川は高架で来て、それで上野毛が掘り割りになります。掘り割りになってきて、それから等々力駅に出て地下に潜るという話になっておりますけれども、そのときに自由が丘が地下だと、尾山台の手前で出て、角度がありますから、もう一回地下に潜るという話になるわけです。そのときに世田谷区として、今お話し合いをしているということですから、それを地下にしていただければ、踏切の問題もすべてなくなるんじゃないかというふうに思います。区のお考えをお聞かせください。
 次に、これからの高齢者時代における地域の交通の柱であるバス交通についてお伺いいたします。
 だれでもが手軽に利用できる身近な公共交通機関であるバス交通は、交通不便地域の解消や南北交通ネットワークの強化、また、高齢社会における地域交通の利便性の向上等を図るため、そのサービスの充実が求められています。さらに、限りあるエネルギーの節減や地球環境への負荷の低減を図るためにも、環境に優しい交通手段として積極的に進めています。
 こうした状況から、玉堤路線や南北路線等の開設を区の実施計画に位置づけ、新規路線の導入に取り組み、新たな路線を開設できたことは大きな前進であります。ところが、地域によっては、桜新町駅付近は旧二四六号にバスが通っておったんですけれども、田園都市線が開通したこともありまして、駅と駅の間に不便地域が大分広がったわけです。その不便地域を解消する声が高齢者だとか地域の人から出ております。
 新しい路線をつくるということも大事なんですけれども、今ある路線、例えば東急コーチですとか、都立大から成城学園前へ行っているバスだとか、ああいうのを一部迂回させるだけで不便地域の解消にもなります。それに、今までバスが通っていましたから、設備費がほとんどかからないということも考えられます。不便地域の解消をどういうふうにしたらいいか、区のお考えをお聞きします。
 次に、けやきネットについてお伺いいたします。
 けやきネットを使って区民利用施設の予約が、電話、タッチパネル、コンビニエンスストア、インターネットなど、予約ができて便利になりました。本当に予約が便利になっただけでよいでしょうか。けやきネットにはさまざまな問題があります。ちなみに年間一億以上の予算がかかっております。ことしは特に新しい機械に変えたということで、八千九百万円かかっております。
 けやきネットの問題点の第一は無断キャンセルです。年間七百六十七件ということで、区民施設が当日あいていても使えません。何でかというと、けやきネットで予約がありますから、予約をした人がキャンセルしないと、あいていても使えないということが出てきます。
 それで、けやきネットで区民施設を使って、もちろん代金が、小さい部屋ですと二百円、大きい部屋ですと約千円ぐらいかかります。それにおいても、毎年代金を払わない人が相変わらず今でもいます。
 けやきネットの団体登録が、これはふえているということなんですけれども、平成九年が一万一千九百二十八団体、平成十四年が二万一千百三団体ということで、けやきネットの団体登録がふえています。しかし、平成九年と今十五年と施設が余り大幅にふえたということはないわけです。それで、けやきネットになって、区民施設が今までのようになかなかとれなくなったということもありますので、名前を変えて団体登録を出したり、一つの団体で二つも三つも持っているということが、五人いればできることになります。また、区民施設がとりづらくなった原因の一つとして、世田谷区民がいなくても団体登録ができるということもあります。
 そこでお聞きします。代表・一般質問の中で出ているように、高齢者問題、犯罪、防災、青少年問題など、各地域でいろんな問題が出ています。その中で、地域であわせて解決しなくてはいけない問題が多いことです。それには各地域で協力体制をつくることが大事だというふうに思います。
 その第一は、人間関係をつくるということです。それには、地域の活動の場として、地区会館ですとか学校施設でできるようにするというのが一番大事な話かなというふうに思います。それで、けやきネットから地区会館、学校施設を外すべきだというふうに思います。区の考えをお聞きします。
 次の問題に行きます。世田谷区の夏の電力対策。
 今も本会議で出ていますように、五月には東北の方で震度六の地震がありました。新幹線がとまり、八十人のけが人が出たということであります。東京でもいつあってもいい大地震のために、世田谷区も危機管理室をつくり、区民の避難場所をつくったり、食料、水の備蓄倉庫などをつくっております。
 その中で、東京電力は、八月には配給が五千六百万キロワットです。ことしの夏が平均より厳しい夏になると六千四百五十万キロワットになります。八百五十万キロワット足りなくなります。そうしますと、この八百五十万というのは、東京都の約半分が停電になる電気量です。こういうようなことは世田谷の危機だというふうに思います。実際に東京が全部停電になるということは今まで一度もございません。そういうことを考えて、世田谷の危機ということをどういうふうに考えているのか、区のご見解をお願いします。
 壇上からの質問を終わらせていただきます。(拍手)
   〔平谷助役登壇〕

◎平谷 助役 大井町線の急行乗り入れに関連いたしまして、最大二十四本まで可能となっている点と、もう一つは等々力駅から自由が丘駅まで地下化する点、包括的にご答弁をさせていただきます。
 踏切の交通渋滞、歩行者の通行危険性解消等のために、街づくりの観点から踏切除却を進めることは大変重要な取り組みと考えております。
 このため、本年三月には、東京都、目黒区、世田谷区、東急電鉄の四者によります大井町線全線の道路・鉄道立体化及び沿線街づくりに関する検討会を設置いたしました。この検討会の中で事業手法や構造等につきまして、将来に向けては全線地下化を含めた計画などに関しましても、広範な議論を進めているところでございます。
 当面は大井町線改良計画といたしまして大井町〜二子玉川間を急行運転可能な施設とすることといたしまして、ご案内のとおり、区内の二子玉川や区外の旗の台では工事が進められているところでありまして、その一環として等々力駅の地下化工事が予定されております。
 ご指摘の踏切の遮断時間でございますが、お話にもございましたように、自由が丘〜上野毛間の十五カ所の踏切での現行十八本運行の平均遮断時間は三十分となっておりますが、急行運転時、二十本運行予定の際には、東急電鉄の予測値では二分増加の三十二分になるとの報告を受けております。
 例えば成城学園前〜梅ケ丘駅間、小田急の場合、かつて五十五分間の遮断機がおりていた踏切がございますが、もちろん可能な限り短くなるにこしたことはございません。最大二十四本のご指摘をいただいておりますが、将来、これ以上運行本数をふやす場合には、東急電鉄に関係行政機関を通じまして区に改めて協議するよう申し伝えることとしております。その中で一定の条件をきっちりと付していくよう、私どもとしても考えているところでございます。

◎佐藤 都市整備部長 桜新町から東側の旧国道二四六号線にバス路線をというお尋ねがございました。
 お話にもございましたように、世田谷区では、ことしになって新たに二路線のバスルートを開設するなど、バス交通サービスの充実を促進しております。ご指摘の桜新町駅より東側の旧道につきましては、幅は広い道路であるにもかかわらず、バス路線はございません。ご提案のように、新たに路線を開設するのではなくて、既存路線の変更や延伸という方法でバスを運行させることは、新設に比べれば実施しやすい方法ではあります。しかし、一方では、既存路線の利用者の方々にも影響が出てまいります。今後そうしたことも考慮しつつ、バスネットワークの一層の強化に向け早急に検討を進めるよう、事業者に対し強く働きかけてまいります。
 以上でございます。

◎四元 生活文化部長 けやきネットを見直すべきではないかとのお尋ねがございました。けやきネットの導入により、一回の利用者登録でどの施設でも利用できるように、そして予約申し込みも、端末機や電話、インターネット等を用いて一カ所で済むようになりました。そして現在、およそ二万の登録団体がございます。
 しかしながら、議員ご指摘のとおり、地元の方々が地域の核となっている地区会館等の施設を思うように利用できないとの苦情があることは十分認識しており、また、地域での活動にとって、地域のこれらのコミュニティー施設の利用が望ましいと考えております。今後これらの施設の利用のあり方を考えながら、総合支所とも連携いたしまして、可能な限りの改善に努めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◎冨永 環境総合対策室長 夏の電力対策に関しましてお答え申し上げます。
 今回の電力危機につきましては、東京電力によれば、夏の電力需要のピーク時に、東電管内全体では四百五十万キロワットの電力不足が生じるおそれもあるとのことで、区といたしましても、まことに憂慮いたしております。
 今後、国や東京電力の責任ある対応が求められるところでありますが、このような状況を踏まえ、また、地球温暖化防止を推進していくためにも、区といたしましては、節電等省エネルギーの実践行動を実践するとともに、区民、事業者の皆様に対しましても、あらゆる機会を通して節電等を強く呼びかけてまいりたいと考えております。
 電力使用量の多い大規模店舗やオフィスビルなどの空調機器の設定温度を一度C上げると、東電管内全体では約百七十万キロワットの削減が可能との試算もあります。ご家庭や事業所でも照明の小まめな消灯や、不必要なエアコンの使用を控える。使用する場合も軽装で適温設定を行うなどの省エネルギー対策をお願いして、少しでも電力不足を回避できるように努めていきたいと考えております。
 以上でございます。

◎池田 危機管理室長 私からは、世田谷区の夏の電力対策について、危機管理の観点からご答弁申し上げます。
 東京電力の原子力発電所の不祥事に端を発した夏季の電力不足については、区民生活に重大な影響を及ぼすおそれのある危機であると認識しております。停電という最悪の事態を想定し、全庁を挙げて節電を含めた電力不足対策を講じていくことが、コンピューターの稼働停止、あるいは他のライフラインへの障害など、区民生活への影響を最小限に抑えることにつながるものと考えております。また、的確な対応を図るためには、電力関連の正確な情報収集を行い、あわせて区民の皆さんへの情報提供が必要と考えております。
 こうしたことから、これまでも電力関連情報の収集に努めてまいりましたが、おととい、水曜日には東京電力渋谷支社の担当者に来庁を求め、電力需給状況と今後の見通し、あるいは万一電力不足が生じた場合の対応等について聴取したところであります。
 東京電力の取り組み状況としては、原子力プラントの運転再開に向けた点検、補修、電力使用者への夏季冷房温度の高目設定のお願い、あるいは工場やビル使用者との電力使用抑制に関する割引契約の推進など、停電回避に向けた努力をしているとのことであります。来週早々にも東京電力本社あるいは渋谷支社長が来庁し説明をしてくれるとのことでありますので、引き続き東京電力から正確な情報を収集し、万一停電が起きた場合の対策を全庁を挙げて講じてまいりたいと考えています。
 以上でございます。

◆十番(菅沼つとむ 議員) 時間がないので終わらせていただきます。